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FinalFrame
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夜のポートレートの撮り方

夜のポートレートは2つの形で失敗し、どちらも1つのフレームを1つの露出として扱うことから生まれます。フラッシュだけを発光させると、判で押したような見た目になります。真っ黒な水たまりの上の、明るく平板な顔で、背後の街は消されています。フラッシュを切って夜に合わせて露出すると、人物は甘く、動きでぶれたにじみになります。直し方はフラッシュのレッスンの中心にある考え方です。夜のポートレートは、1つの長方形の中の2つの露出なのです。環境光の露出が背景(街の明かり、看板、夕暮れの青い空)を描き、シャッター、絞り、ISOだけに従います。フラッシュの露出が人物を描き、シャッターではなく発光量と距離に従います。フレームを開く一手は、シャッターを遅くすること(スローシンクロ)です。環境光の背景が写るまで遅くし(1秒、0.5秒、光が必要とするだけ)、その間にフラッシュの短い閃光が、ゆっくり記録された生きた背景の上で被写体をシャープに止めます。環境光が写真で、フラッシュはその中に立つ1人を照らすだけです。この一手には2つの限界があります。同調速度の上限(一般に1/200前後)は、フレーム全体をまだ照らせる最も速いシャッターで(それを超えると黒い帯が写真を食います)、それより下では環境光の半分は遅い手持ち露光になるので、体を支えるか安定させないと背景がにじみます。

夜のポートレートの配置を真上から見たフラットな図解:下端のカメラが破線の中心線の先を見通し、フレーム中央で被写体の代わりを務める丸い岩を狙っている。右のオフカメラのフラッシュがその岩に暖かい光を投げかけ、はるか奥には暖かい明かりが点在する多面体風の岩々。ティールの両矢印が、フラッシュから被写体まで、被写体から背景までの距離を測っている。

出発点の設定

撮影モード
マニュアル、またはフラッシュを使ったシャッター優先。設定する露出は2つです。シャッター、絞り、ISOに夜を描かせ、人物はフラッシュに別に任せます。
シャッター(遅くする)
背景が写るだけ遅く。1/60から1/4、あるいはそれより遅くなることもよくあります。これがこの一手のすべてです。環境光はシャッターに従い、フラッシュは従わないので、遅いシャッターは、フラッシュが顔を照らす具合に触れずに街を呼び戻します。シャッターを遅くしている間に被写体が動いているなら(歩いている途中、振り向く頭、上げた腕)、後幕シンクロに設定し、動きのにじみが止まった姿の前を横切るのではなく、後ろに流れるようにしてください。
同調速度
カメラの同調速度の上限、一般に1/200前後以下にとどまります。それを超えるとフラッシュがフレーム全体を照らせず、暗い帯が現れます。どのみち、シャッターを遅くする一手はこの線よりずっと下で行います。
フラッシュの発光量
被写体を場面の上に押しつけるのではなく、場面の中に溶け込ませるように調整します。ふつうはフル発光ではなく、一段ほどのマイナスの調光補正です。面があるなら壁や天井にバウンスさせ、むき出しの発光部より大きくやわらかな光にしてください。
絞りとISO
絞りを開けISOを上げて、手持ちできるシャッターでも環境光が写るようにします。どちらもフラッシュの露出も動かすので、変えたら人物を確かめ直してください。
カメラの固定
手持ちで遅くしたシャッターは、フレーム全体が頼りにしている背景をにじませます。壁に体を預けるか、一脚か三脚を使い、閃光が被写体を止める間も環境光をきれいに保ってください。

現場で

  1. まず背景を読みます。環境光こそが写真です。フラッシュのことを考える前に、街の明かりを記録できるよう、シャッター、絞り、ISOを設定します。
  2. 同調速度の上限以下にとどまりながら、背景が写るまでシャッターを遅くします。
  3. フラッシュの発光量を下げ、人物を場面の上ではなく中に溶け込ませます。近くに面があればバウンスさせます。
  4. 遅い環境光のために、体を支えるか安定させます。手持ちで遅くしたシャッターは、フレームを支える光をにじませます。
  5. 1枚で両方の半分を確かめます。背景は生きているか、そして顔はきれいか。夜にはシャッターを、人物には発光量を調整します。

失敗するとき

真っ黒の上に押しつけたような明るい顔
フラッシュが人物を照らし、シャッターが速すぎてほかに何も記録しませんでした。2つあるべき露出が1つです。背景が写るまでシャッターを遅くしてください。環境光はシャッターだけに従うので、遅くすれば、フラッシュが顔を照らす具合を変えずに夜が戻ってきます。
ゴーストのようににじんだ被写体
遅い環境光の露出が動く被写体をとらえたか、シャッターを遅くしている間にフレーム全体が揺れました。フラッシュを加えて短い閃光で人物を止め、遅い半分を安定させてください。体を支えるか、支えを使えば、閃光が被写体をシャープに保つ間も環境光はきれいなままです。その遅い環境光の半分を左右するのは、長時間露光のレッスンの計算です。
フレームを横切る黒い帯
シャッターが同調速度の上限(一般に1/200前後)を超え、フラッシュが発光したとき、シャッター幕がまだセンサーを横切っていました。同調速度以下に戻してください。シャッターを遅くする一手はすべてその線よりずっと下で行うので、これが出るのは、シャッターがうっかり速くなりすぎたときだけです。

フレームを持ち帰ったら、正直な講評を。

レシピは出発点で、講評はその結果を読みます。持ち帰った中でいちばん良いフレームをアップロードすると、FinalFrameが診断の全体を返します。何が機能しているか、何がフレームを制限しているか、そして直し方が机の前にあるのか、もう一度現場にあるのか。

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