パノラマ写真の撮り方
パノラマは、1枚のフレームでは収まらない解像度と広がりを約束しますが、見える継ぎ目で失敗します。規律のすべては、フレームをまたいだ一貫性です。スティッチングソフトは幾何を合わせることはできても、隣より明るく測光されたフレームや、途中でピントを合わせ直したフレームや、色がずれたフレームを和解させることはできません。だから、カメラが喜んで自動化してしまうものは、すべて固定しなければなりません。場面全体に対して一度だけ測光したマニュアルの露出、一度だけ合わせたマニュアルのピント、フレームごとに決め直すことのできない固定のホワイトバランス。スティッチングソフトが照合できる共通のディテールを持てるよう、各フレームを30–50%重ねます。視差が問題になるのは、近くに前景があるときだけです。レンズのノーパララックスポイント(入射瞳。大まかにノーダルポイントとも呼ばれます)以外の場所を軸にカメラを回すと、フレームの間で近いものと遠いものが互いにずれ、そのずれのところでつなぎ目が裂けます。遠くの場面なら無視できる程度ですが、手前に岩があるならそれがすべてです。地平線なら1列で足ります。背の高い被写体には、複数列か縦方向のスイープが必要です。そして、まず正直な問いを立ててください。パノラマか、それとも単に広角レンズか。1枚のフレームに収まる以上の解像度が欲しいとき、あるいは広角レンズでは端がゆがんでしまう構図が欲しいときは、スイープを選んでください。スティッチングソフトはスイープを湾曲した(円筒の)投影に展開できるのに対し、広角レンズは隅を平らに引き伸ばすからです。その代償として、地平線から離れた直線はわずかに弓なりに曲がります。

出発点の設定
- 撮影モード
- マニュアル。これだけは譲れません。何であれオートにすると、フレームの間で露出、ピント、ホワイトバランスが交渉し直され、交渉し直すたびに、スティッチングソフトが隠せない継ぎ目が生まれます。
- 露出
- スイープする範囲全体を、最も明るいところから最も暗いところまで測光し、マニュアルで設定して、そのままにします。スイープの途中で明るくなったフレームは、どんなスティッチでも混ぜられない帯を残します。
- 重なり
- フレームごとに30–50%。スティッチングソフトは共通のディテールで照合します。手がかりの少ない無地の空や水面では、重なりを多めにしてください。
- ピントとホワイトバランス
- どちらもマニュアルで固定します。フレームの間でオートフォーカスがピントを合わせ直すとピント面がずれて継ぎ目が甘くなり、オートホワイトバランスはつなぎ目をまたいで色を塗り直します。それぞれ一度だけ設定したら、もう触らないでください。
- 水平と回転軸
- パンする間に地平線が上がったり下がったりしないよう、雲台の水平を取ります。近くに前景があるなら、三脚ネジではなく、レンズのノーパララックスポイント(入射瞳)を軸に回してください。中心を外れた回転は近くと遠くをずらし、つなぎ目を裂きます。
- カメラの向き
- 1回のスイープで縦方向をより広くカバーできるよう、フレームは縦位置で撮ります。地平線なら1列、背の高い被写体なら複数列か縦方向のスイープで。
現場で
- まずスイープを計画します。どこから始めてどこで終わるか、そして途中で横切る最も明るい部分と最も暗い部分はどこか。
- パンの全体を通して地平線が線を保つよう、雲台の水平を取ります。
- 測光も一度、ピント合わせも一度、ホワイトバランスの設定も一度、すべてマニュアルで。そのあとは3つとも触りません。
- 各フレームを直前のフレームと30–50%重ねます。特徴のない空や水面では重なりを増やします。
- 近くに前景があるならノーパララックスポイントを軸に回します。遠くの場面なら、ふつうの回転で問題ありません。
- 光が変わるより速く撮ります。動く太陽や流れる雲は、ゆっくりしたスイープの足もとから露出をずらしてしまいます。
失敗するとき
- つなぎ目をまたぐ明るい帯、または暗い帯
- スイープの途中で露出が変わりました。まさにそれが、撮影モードをマニュアルにする理由です。オート露出はフレームごとに測光し直し、スティッチングソフトは2つの異なる明るさを、ひと続きの空に混ぜ合わせることができません。場面全体に対して一度だけ測光し、露出をマニュアルで設定し、光が動くより速く撮ってください。
- 継ぎ目に写る、半分透けたゴーストのような人影
- そこで重なる2枚のフレームの間で、何かが動きました。歩行者、車、風に揺れる枝。スティッチングソフトは、一方のフレームには被写体があり、もう一方にはない状態で受け取ったので、ゴーストとして混ぜてしまいます。素早くスイープするか、重なりの領域が空くのを待つか、動く被写体がつなぎ目をまたがず1枚のフレームの中に収まるよう、パンのタイミングを合わせてください。
- 澄んだ空に出るトーンジャンプや、はっきりした段差
- ディテールのないなめらかなグラデーションは、スティッチングソフトに位置合わせの手がかりを何も与えないので、わずかな露出やホワイトバランスのずれが、目に見える段差として現れます。空の部分の重なりを増やし、色がずれないようホワイトバランスを固定のプリセットにし、グラデーションがトーンジャンプせずに編集に耐えられるようRAWで撮ってください。
一連の撮影を終えたら、正直な講評を。
テクニックはフレームを組み上げ、講評はその結果を読みます。仕上がった画像(タイムラプスなら、際立つ1フレーム)をアップロードすると、FinalFrameが診断の全体を返します。何が機能しているか、何がフレームを制限しているか、そして直し方が机の前にあるのか、もう一度現場にあるのか。
写真を講評する